厳しい世相が表れてきたようです

読書と編集千葉直樹です

このサイトのアクセス状況を見ていて、やはりというか、うーんと考えてしまう傾向を感じました。

ちょっとこれを見てください。

暗い気分になりますね……

少し前に、「アフラフォーからの定年までにやっておこう定活の話」という講座をささやかにやりました。

この講座、結構前から僕の頭の中にあって、密かに心を痛めていた企画ものでした。

たまたまテレビのニュース番組で「定活」というテーマのコーナーをやっているのを見たんですね。定活って定年退職活動のことです。「定活」ってなんとなく「終活」と重なっていやだなあと思ったりして見ていました。

しかしまあ、番組の内容に違和感を持ったんです。「定活」でピアノ習ってます。みたいな話だったんですね。

いや、いいんです。ピアノ習っても。もちろん好きならやればいいんです。

違和感の正体を考えてみると、ピアノ習ってどうするか?ってところがね、定年退職して暇になるから趣味をもたなきゃって話なんですね。

僕の感覚は、定年退職して悠々自適なんて無理だろう?ピアノで食えるのか?っていうね、かなりシニカルなものだったわけです。

そのあたりで、これはまずいと思って講座の企画を考えました。

「定活」になっているのはそういうわけでね、 講座の対象となる年齢層を考えたときに45歳位からかなと思ったんです。定年退職っていったら一般的に55歳とか60歳かなと。

でもね、考えれば考えるほど「定年退職」じゃないなという感じが強くなりました。対象年齢をもう少し前倒さないとまずいなと。それで講座のタイトルを「アラフォーからの~」にしたんです。それで、ちょっと「定活」というのは変な感じになってしまいました。

その後すぐに、人生100年みたいな話とか、終身雇用が無理になったとか、そういう話が出てきました。

これは本当にまずいなと思いました。この数年のうちに大量の退職者が出る。下手をすると社会不安になりかねないという感じです。

僕が就職したのは30数年前。よく考えてみるとその頃から企業のしくみはほとんど変わっていないということに慄然としました。

わかりやすいところから言うと、Suica。2001年に始まりました。技術の最先端みたいに思っていたけど、すでに20年近く経っている。ITの常識から言うと次の次の世代のモノが出ていて不思議ではないんです。でも今、まったく非接触の改札を2027年を目処に開発するなんて話になっている。来年はQRコード改札の実験を始めるという話もあるけれど、2027年なんてもうスマホがない時代かもしれないのにミリ波使ってどうこうとか言っている。技術の問題じゃなくて、企業のタイムスケールがなにかおかしい。

もうひとつ。コンビニ。未だにセルフレジがほとんど普及していないですよね。ほんの一部。セルフレジの技術って結構前からあるし、人手不足がどうこう言う前にやってないとおかしいくらい。そもそもコンビニって新しいものをどんどん取り入れるし、社会のインフラっていう気概のある業界だったんですよ。それが未だに人手に頼っているし、なにより災害のときにインフラたる機能を発揮しなくなっている。阪神大震災のときは自前でヘリを飛ばして物資を動かすとかやったんです。去年や今年の災害ではコンビニが正常化するのにずいぶん時間がかかりました。これは一度作ったシステムの上にあぐらをかいて、本質的な問題解決を行ってこなかったことを表している。

他にも金融機関とか、製造業とか、いまだにこんなことをやっているんだなということがずいぶんあるんです。

僕はこれは企業が進化していないことを表していると考えました。

旧態依然とした体制がそろそろ壁にぶち当たっているのが今に表れています。厳しい言い方ですが、この30年ほどの間、生産性をほとんど上げていない=ろくに仕事をしていない。という状態だったのですね。

この考えに思い至ったとき、かなり落ち込みました。僕自身そのろくに仕事をしない世界でなにかやっているつもりでいたからです。

結果、この責任を若い人負わせてしまっていると考えると、いたたまれない気持ちになります。

それで僕の年齢の前後の人たちがなんらかのペナルティを課されてもおかしくないと考えるようになったわけです。

それは大規模なリストラだなと直感しました。

ついこの間、ファミマ本部が40歳から希望退職を募ることにしたってニュースが出ていました。

少し前から45歳で希望退職を募るという話はいろんな業界で出始めていました。ただ、僕の肌感覚としては、40歳くらいじゃないかと思っていました。そんな直感を「アラフォーからの~」という講座名に表わしました。ああ、当たっちゃったんだなあという感じです。

この危機は我々の世代でなんとかしなければならないものです。きっぱりと会社を去り、次の人生に備えることが必要になっているのです。

長々と書いてきましたが、最初に戻ると、このサイトのアクセスログの中で、 「アフラフォーからの定年までにやっておこう定活の話」 のページに飛び込んでくる割合が上位にあるのです。

この記事を掲載しちゃったのでこの後の動きは当てになりません。だからこれまでの記録に頼るしかありませんが、なんとなく会社員としての地位に危機感を覚えている人が増えているように思えてなりません。

ジタバタせず、自分の責任で生きていく。サラリーマンにはできそうでなかなかできないことを実行することが求められています。

今日はちょっとシビアな話になってしまいました。

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