さまざまな旅と「読むこと」

読書と編集千葉直樹です。

わりと出不精なわりには旅好きなんです。なんだか矛盾していますが、旅というのは実際にどこかに出かけるということばかりではありません。

僕は小学校に上がった頃、書店で初めて買ってもらったのが時刻表でした。小さくて厚い全国版。それをずっと読んでいました。時刻表を読むって変な感じかもしれませんが、結構読むところがあるんですよ。各種の規則とかはホントに読むという感じだし、前の方とか後ろの方にある広告を読むのも面白いんです。

まあ、なにより本編の時刻を読むのが楽しい。まず地図を見て、なんだか不思議な線形(結構ループとかあるんです)を見つけたら、そこに走る列車のスジを読んでいく。ざっとわかったら自分の住んでいくところからどうやって行けるか考える。

今と比べたらずっと多様な列車が走っていました。普通列車はその名のとおり基本の列車なのでたくさんありました。今のように会社が分断されていない国鉄時代はずいぶん長距離を走る普通列車もありました。

子供の目で見ているので、優等列車は料金が高くて厳しい。やっぱり普通列車だろうなと言う感じでスジを追っていく。どことどこで乗り換える。複数の線区があるのでどのルートが早いか、または面白そうか。見ていると変わった列車を見つけたりもしてそこで道草をくったりもする。

北海道は全国で使われた後のお下がり車両が多かったし、需要が小さいこともあってある意味で多様性に欠ところがあったのですが、本州では普通列車にグリーン車があるのかとか、普通列車で寝台車があったりもして、そういう珍しいのを見つけると乗ってみたいなあと思ったものです。

そうやって一番安く行くための方法を考える。距離からきっぷの有効日数をチェックし、値段を調べる。途中の駅で売っている駅弁を調べてこれを食べたいなあなんて想像する。

次はやはり憧れの優等列車に乗るコースを考える。昼間の特急よりやっぱり夜行寝台特急列車がいい。北海道からだと「ゆうづる」とか「はくつる」なんてのは馴染みだった。スーパースターの「あさかぜ」にも憧れました。

さらに進むと急行列車を調べることになる。急行は安いのが魅力。青森から上野まで夜行急行「津軽」に乗っていくのは魅力的なルートだった。後に実際に学割を使って安価に東京に行くために使ったこともある。

そんなふうに詳細に時刻表を読むんですね。

時刻表の上で旅をしているんです。インドア派の旅人ですね。

そんなこともあって、旅行記を読むのは大好きです。

読書と編集でkindle本の出版をお手伝いした本も、今のところ旅行記が多いのです。なにが楽しいって校閲が楽しいのです。原稿に出てくる場所のことを調べる。どうしても歴史を考えざるをえない。これがすごく面白いのですね。

3日ほど前から二泊で長崎に行ってきました。実際の旅行ももちろん楽しい。そして、僕はやっぱり街歩きが好きなんだなと思いました。歴史の長い街は町名をみるだけでも様々なことが想像できていいのです。もうこうなると街を読んでいる感じ。

読書のバリエーション。本好きの方はさまざまなので、いろんな「読み方」を知りたいなあと思います。

今回は「旅」からとりとめのないお話をしました。

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