コンピュータがなにかしてくれること

読書と編集 千葉直樹です

あけましておめでとうございます。

三が日、ゆっくり過ごそうと思っていますが、どうゆっくり過ごすかがわりと問題だったりはしますよね。

ここぞとばかりに本を読んでいますが、スマホで電子書籍を読んでいるとあっという間に電池が空になる感じ。バックライトがかなり電力を使うのでしょう。画面を見る時間が長いと電池の保ちがよくない。

そんなわけで、久しぶりに電子ペーパー版のKindleを引っ張り出しました。軽くて良い感じ。ただ、これも多少は問題があって、電子ペーパーにつきものの書き換え時の画面のチラツキが気になったりはする。まだまだ紙には追いつかないなあという感じがします。

Kindleアプリの問題は読み上げ機能を省いていることなんですよね。AmazonのKindle Fireはできるんだけど、スマホなどのアプリ版は読み上げ機能がない。Fireタブレットとの差別化のためなのかもしれないけど、Fireタブレットは中途半端な端末で、大きいし持ってみると少し重たい。

本当はスマホをポケットに入れてワイヤレスのイヤホンで耳読というのが電池の保ちという観点からいいかもしれないとも思うのですが、スマホのOS側の機能を使って読み上げをさせるとなにかと面倒なことが多くなるんです。やっぱりアプリで対応してほしいな。

こんなことを考えながらスマホを使っていると、Googleフォトから通知がありました。

おすすめの中にムービーが作られていました。

猫のムービー

Googleフォトを使っている方は知っていると思いますが、アップロードした写真にスタイルを適用してちょっとだけ印象的な写真にしてくれたり、ある日の写真をまとめてアルバムを作ってくれたりする機能があります。そういう機能の中に、写真からムービー(スライドショー)を作ってくれる機能もあるわけですね。

これ、自分でなにかしたわけではないんです。Googleフォトが勝手にやってくれる。

これ、案外すごいことなのかもしれないなあと思います。

上記、「猫のムービー」は、たぶん最近僕がたくさんうちの猫のきーちゃんの写真を撮ったことから類推して作ってくれたのですね。もちろんそれは統計的な計算による類推に過ぎないのですが、僕がとある猫に愛着があって、その猫に関する写真を集めてムービーを作ったらきっと喜ぶんじゃないかな?という意図のようなものを読み取ってしまうわけです。単純なリコメンドとはちょっと違う感じ。

アップロードされているきーちゃんの写真のなかから一番古いものから時系列になんらかの基準でピックアップしてスライドショーを作っている。

Googleフォトにはきーちゃんという情報は与えていないからわからないけれど、 アップロードされているきーちゃんの写真のなかから一番古いものから時系列になんらかの基準でピックアップしてスライドショーを作っている。 猫ということはわかっていて、猫のムービーという名前をつけ、猫ムービー用のBGMをつけている。

これ、周到にプログラミングすることでできることですが、僕が面白いと思うのは、自分で「猫」とか入力して作ったわけではないということなんですね。

いや、正確には「猫」という検索は結構しています。それは自分で見るためというより「Google Driveの便利な使い方講座」でGoogleフォトのちょっと賢い検索機能を説明するためによく使っているのですが、たぶんそういう検索やアップロードされる写真の頻度などから僕が猫好きであることを察知してちょっとおもしろいムービーを作って見せてくれたわけです。

ITの世界の人に猫好きが多いということはあるけれども、こうやってユーザの特性を類推して「なにかをしてくれる」というのはとても興味深い使われ方ですね。

日頃のIT機器との付き合い方を見ていると、基本的に自分からなにかアクションをしてそれに対する反応を待つという形になっています。

IT機器側からアプローチしてくるケースはかなり単純ものばかりで、だいたい自分で仕掛けているものです。向こう側に人がいれば(SNSがそうですね)別ですが。

機械学習をうまく使うと、「コンピュータがなにかしてくれる」シチュエーションはもっと増えるでしょう。そして、その学習のための情報は無意識の行動で与えられるようになります。

これから出てくるIT機器は高性能のセンサを使ってあらゆる情報を集めるようになるでしょう。

それを怖いという人もいるでしょう。もちろん集められる情報を自分以外の誰かが握るというのはあまり良い気持ちがするものではありません。そのためにどうするかをたくさんの人々が探っている状況です。

たぶん利便性とのトレードオフのポイントはどこかで見つかることでしょう。

自分の気持をわかってくれるというのは、たとえ幻想であっても嬉しいものですから、IT機器はどんどんその方向に進んでいくんだろうなあと思います。

今日は近未来に起きることの片鱗を見て考えたことを書いてみました。

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