電源が変わったら

読書と編集 千葉直樹です

朝からいろんなニュースをあたっていたら、こんなのを見つけました。

ONiO(R) Breaking free from the battery

簡単に言うと、コンピュータチップを動かすための電源を、そこらじゅうを飛んでいるスマホなんかに使われている電波から得られるようにしたもの。

スマホのバッテリーがいらなくなるとか、そういう話では(いまのところ)ないんですけど、例えば腕時計みたいな比較的小さなデバイスがこういう仕組みで動くようになるかもしれません。

でも、こういうことができてしまうということは、無線通信が使う電力の割りに電気的には効率が悪いということも表しています。もちろん通信という目的にはビジネスが成り立つ程度には効率が良いということができるわけですけど。

今は誰でも結構な数のガジェットを持っていると思いますが、なにしろ電源が困るんですよね。旅行に出る時に一番気を使うのがスマホやらなんやらの電源ケーブルだったりします。いちいちコネクタが違って何本もケーブル持って歩く。合わせて電源アダプタも持ち歩く必要がある。工夫でまとめることもできますが、いずれにせよ結構面倒な感じ。

そこで、無線給電の技術開発がされています。

とりあえずは家の中で使える程度のものは遠からず出てきそうな感じです。まだ人体とか、医療機器(ペースメーカーとかね)への影響度合いの評価が必要そうですが。

実用化されると、小さいデバイスが一気に普及するでしょう。ひとまとめに言うと通信可能でインテリジェンスの高いセンサが張り巡らされるということです。

家中にセンサがたくさんあるって、ちょっと不気味な感じですが、快適な暮らしにつながるものが多いはずです。

例えばエアコンなんかそうですね。今でもセンサで快適な温度になるように部屋をスキャンしている。それがネットワークにつながったら、簡単に言うとスマホから操作できるようになる。部屋に着く前に冷暖房できれば快適でしょう。

そういう快適な生活を支えるインテリジェントなセンサのネットワークを作るためのハードルがひとつ低くなるのが無線給電の技術ということになります。

最初に紹介したONiOはこういう給電技術とはちょっと違って、自然エネルギーを使うのに近い感じ(使うのは誰かが出している電波なんですけど)なんですね。自然の中に仕方なく吸収されてしまうエネルギーをなんとか回収して使うという感じでしょうか。

たぶんこれからはこういう考え方がエコにつながっていくのだろうと思います。

ちょっと飛躍しますけど、今の技術では電気も情報技術もどこかに中心があるのが経済効率がよい状態ですが、遠くの発電所から電線で電気持ってくるのは実はものすごく効率が悪いんです。電線自体が電気を消費しますからね。それでも使っているのはそれに変わる効率の良い手段がまだ見つかっていないからです。

モノどうしが通信できるようになると、今は大雑把にしかコントロールできないものが局所的にコントロールできるようになります。不要な電気は切るみたいなことをもっと細かくやれるようになるでしょう。

そうすると全体に使用する電力量が減る。そしてもっと近くで発電する技術と組み合わせることができたら長い電線で否応なく消えていくエネルギーを節約できる。

積極的にネットワーク分散していくと全体のエネルギー消費が減って、しかもネットワークのインテリジェンスが増して便利になるという可能性があるわけです。

今はまだそれを実現するのに大きいエネルギーが必要ですが、そのうち逆転するときがくるかもしれません。それは人間の智恵の勝利です。ONiOのチップはそういう智恵の詰まったものに見えます。

多少こじつけに見えるかもしれませんが、これからは智恵をどんどんモノに埋め込んでいく時代になります。埋め込む手段としてITがあり、だれもがそれを行う時代になります。だからITの勉強をしましょう。という話になるわけです。

ちょっと変わったチップの話から将来を大胆に展望してみました。もっと具体的に語りたいことはありますが今日はここまでにしようと思います。

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