自分を証明するものを考える(1)
読書と編集 千葉直樹です
自分を証明するものって何だと思いますか?
身の回りにはいろんな証明書があります。たぶん一番身近なのが運転免許証かな。もちろん持っていない人もいるでしょうけど、かなり強力な証明能力がある書類です。
警察組織が押さえている情報ですからね。しかも数年に一回、自分から出頭して更新する必要がある。これで虚偽の登録をするのはかなりの蛮勇が必要です。
パスポートはどうなんだろう?これ、作る過程を見ると案外ゆるめなのかなという気がします。不正が入り込む余地が結構ある感じ。まあ、国の権威が関わっていますし、外国で日本国民であることがメリットを生むこともあることを考えれば重要ではあります。
ただ、いかんせん普及していない。たぶん外国でより国内で証明能力が弱いのではないでしょうか。
マイナンバーカード。これはあまり良くないですね。まだまだ証明機関が弱すぎる感じ。こういうことに弱い人達が寄ってたかってわけのわからないシステムにしちゃったからいまのところ信頼性は低い感じがしますね。
古典的には住民票とか戸籍とかあるんだけど、これはあまり本人証明能力はない。役所の市民課に行ってみればゆるさはわかると思います。
今はそれでも案外大丈夫。最初の免許証みたいにとにかく本人が出向くっていうのが前提となっていることが世の中には多いからです。
ITの時代になるとちょっと様子が変わるでしょう。
それは本人が出向かなくても本人証明ができる必要があるからです。
これまででいうと、なんらかのサービスのアカウント名とパスワードのセット。パスワードは本人しか知らない情報ということになっているから、一応機能しているけど、もうそれだけでは無理だということは感じているはず。
過渡期として、二要素認証とか使っているわけです。
最近、サービスの認証処理をGAFAみたいなところに任せるケースが増えてきました。これ、便利なんですよね。少ないアカウントを死守すればいいからですね。簡単に言うとパスワードをたくさん考えて覚えなくてもいいから。
でもね、自分の証明をそういうところに任せちゃっていいものだろうか?という疑問は残るわけです。
で、徐々に企業から独立した本人証明について語られるようになってきました。
遠からずそういうものが実現するようになるでしょうけど、そうなったらどんな事が起きるのか。ちょっと考えてみたい。
明日、コミュニティFMでちょっと話すかもしれない。一応ネタだししてあるから。でもそんなに長く話せるわけじゃないので話題にならないかもしれない。そこはパーソナリティの方におまかせなので。
このネタでしばらくこのブログ書いてみようかと思っています。
次回はこちらで。
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