【こんな時は読書】神様のカルテ

読書と編集 千葉直樹です

3月になりましたが、雪がしんしんと降っている朝です。

外出を自粛してほしいという要請を北海道知事が出しているので、基本的に家にいるのが大好きな僕はひきこもって画面上でできることを淡々とやっているという感じ。ねこのようにぬくぬくと家の中で過ごすのも悪くないなあと思っています。

とはいえ外でお仕事をしなければならない人はたくさんいるし、電車に乗れば周囲の人が気になるし、日頃に輪をかけてストレスフルな毎日を送っている方々も多いでしょう。

学校が休校になって、大変な心労を抱えるお父さんお母さんもたくさんいるのではないかと思います。

巷ではデマでトイレットペーパーが品不足なんて話もあります。他人事じゃないですよね。結構たいへん。

ただ、これ少し冷静に考えるとこうなります。

きーちゃん

外出を控えるようにと言われた
→ちょっと大変なことになっていそうだからやっぱり出ないようにしよう
→出かけられないからトイレットペーパーをいつもよりひとつ多く買っておこう

こんなふうに考える人が何千人か何万人かいると、一気に数万個の商品が急に出る。結果不足する。

今の製造業とか流通業って基本在庫をできるだけ持たない経営なんです。需要がいきなり倍になっただけでもちょっと大変なことになる。

スーパーの棚からモノが無くなるのって、こういう「ひとつ余分に」の心理が積み重なったものだったりします。

空の棚を見ると焦る。余分買いに拍車ってことになりますね。

残念なことに、流通システムは在庫圧縮に最適化されていますから、こういう急激な変動に弱いんです。

北海道民は一昨年の地震で結構これに苦しまされました。2ヶ月くらいはコンビニも品揃えが戻らなかった。だから買いだめに走っちゃうのもまあわからないでもないし、批判してもしょうがない。僕だって買い物に行ったら一個余分に買うでしょう。

日頃からモノが安いということはそういうことでもあるんですね。

転売ヤーなんかすぐわかるでしょう?みんな批判するけど、そんなところからモノは買わない。ただ批判をぶちまけるだけ。買いだめする人を見てヒステリックに批判するけど、一個なら余分に買ってもいいよねって思っている。そんなことでストレスをためて神経をすり減らしたってしょうがない。

日常的に社会がどうなっているか観察していたら、案外余計なストレスを抱えなくて済むかもしれません。

まあ雑感はそんなところにして、今日紹介する本はこれ。

医療の抱える問題を描いた作品だけど、読後感がいいのでね。人気がありますね。続巻も出ていますし、映画にもなった。

僕たちは日常生活で社会システムを意識することが少ない。空気みたいなもので、なにか自動的に動いていると勘違いしている事が多いと思います。

医療もシステムです。それもかなりデリケートなシステム。マクロに見たら厚生労働省が悪いとか政治が悪いとか言うことができるけど、現場でシステムを動かしている人たちがいるってことを忘れてはいけません。

そういう現場の苦悩がこの本には描かれています。だから、ただの物語だと思わないで、読んだらちょっとだけ深く自分の身の回りのことを考えましょう。

製造や流通もそうなんです。ちょっとミクロに考えてみましょう。近所のコンビニやスーパーにトイレットペーパーの在庫ってどれくらいあるものだろうなあとか。それはどうやって運ばれているんだろうなあとか。誰が作っているんだろうなあとか。

生身の人間が働いてシステムは動いています。それはそれは効率の悪い仕組みではあるけれどもなんとか動いている。そして、その効率の悪さの一端を担っているのが実は自分だったりする。

本を読むと、今自分ができることはなにか。考える材料になりますよ。

北海道はまだ一ヶ月は冬です。ウイルスには格好の気候です。ひとりひとりができることを頑張りましょう。

文句はあとから言ったほうが的を射ていることが多いですよ。

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それから、これから大事になるデジタルアイデンティティも連載中です。暇つぶしに読んでみてくださいね。

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