今更Amazonが本屋じゃなくなったと思った話
読書と編集 千葉直樹です
なにか読みたい本が出てこないかなと思って、Amazonを開いたんですよ。すると、本があまり出てこないんです。
いや、もちろん、メニューから「本」を選べば出てきますよ。トップページとかマイストアにあまり出てこないというお話しで。
Amazonはもう随分前から本屋じゃなくて、なんでも屋さんだってことはわかっています。だからこそそうなってしまっているわけですね。
本も買いますけど、それ以外のものを買ったり検索したりすることが多くなっているから、おすすめに出てくるものはそれに関連したものになってしまうのはアタリマエのことです。
わがままな話ですが、なにか本を読みたいなと思ってAmazonを開いたら、やっぱり本が出てきて欲しいんですよ。Amazonに心を読まれるっていうのもぞっとしないですけどね。
で、気を取り直してメニューから「本」というのを選びました。
すると、やっぱり今まで買ったり調べたりした本に似たような本のおすすめが出てくるわけです。
わがままな話ですが、今はそういうのじゃない本が読みたいんです。そう来たかって思うような本をおすすめしてほしいんです。Amazonに心を読まれるっていうのもぞっとしないですけど。
さらに気を取り直して(っていうのも変だけど)、もっと意外性が高そうなね、「新刊・予約」っていうのを選んでみました。
するとね、ジャンル別に新刊が並んでいるんですね。
わがままな話ですが、ジャンル絞っちゃったらそのジャンルの本しか見られないわけですよね。それじゃ意外な本に出会う道を狭めることになるじゃないですか。じゃあ勝手に選んでくださいよって言われるのは面白くないわけですよ。Amazonに心を読まれるっていうのもぞっとしないのは確かですけどね!
売れ筋とかどうでもいいんですよ。それはAmazonにとって都合がいい本のリストですからね。僕にとっては価値がない。新刊だったらもう淡々と時々刻々と出る新刊を時系列順にリアルタイムに出してくれないかなー。
ま、この辺に今の技術の限界があるなあと思うのです。リコメンドはつまらない!
もう僕にとってのAmazonは検索窓だけあればいいんですね。Googleみたいに。実際Amazonのサイトに行かないでGoogle検索してそこからAmazonに行くことも増えましたからね。
仕方ない。日販がやってるHonya Clubの本日発売の新刊一覧でも見るか。
ということで見に行ったら、まあまあいい感じだな。ホントに本日か?というの疑問はあるけどね、まあランダム感はわるくない。
で、こんな本を見つけましたね。面白そう。でもお高い^^;
なんでAmzonで紹介するかというと、リンクつくるのが簡単だからですね。基本的に紹介したい本の書誌情報を参照できるようにしたいだけなのですが、大人の事情で簡単じゃないものでAmazonアソシエイトを使うということになりました。
いろいろとね、Amazonにロックインされていますけど、それが嫌ということはないんです。でも本屋さんじゃないんだよなあということを改めて感じたのでした。
ホントはリアル本屋さんを眺めて歩くのがいいんですけど、こんなご時世だしね。お家でできることを極めるというのもいいかな。と。
わがままな話ばかりで失礼しました。