話すことをオンライン教材用にまとめてみる
読書と編集 千葉直樹です
やっていること
じわじわと一本目のオンライン教材を作っている。内容はこれまでに繰り返し話していることで、そのためのスライドも何度か改版したものだ。
これで一時間ほど話すのはわりと普通で、話す途中で困ることもない。
しかし、これをオンライン教材化するのは案外大変だなのだった。
大変なことその1
まず、ビデオにしょうとすると、いつも話しているような調子では話せないのだ。
たから仕方なく話す調子のシナリオのようなものを作っている。
これがまた案外大変だ。
僕はスライドのキーワードに沿ってどんどん話す内容が出てくるのだが、これを文字にしてみると思ったより文字数が多いのだ。
そして、文章にしてみると、やはり文語的になってしまう。
頭の中で話しながら書いていくのだが、これを一度口述してみると直さなければならないところがたくさん出てくる。
だからと言って、最初から音声入力で書いていけるかというとそうもいかない。
やっているうちにいつも話していることに自信がなくなってきたりもする。
書いているうちにあれもあるしこれもあるとどんどん派生的に話したいことが出てくることもある。
人を相手に話している時は、相手の顔色を見ながら話の内容を調整することができるが、オンライン教材はそうはいかないのである。
やはり全く別のフォーマットなのだなと実感するのである。
大変なことその2
オンラインのビデオ教材は、ある程度の長さのビデオに分ける必要がある。
このボリュームがまだよく分からないのだ。
例えば10分程度の長さにしたいとして、どれくらいの原稿を用意しておくのが良いのか。
きっと何本か教材を作ってみるとわかってくるのだろうが、何しろ一本目である。
何度か原稿を口述して、10分なら10分ではなせるボリュームを見極めなければならない。
そして、その量に合わせてスライドを再編集する必要も出てくる。
これらは自分のペースを掴むまで試行錯誤しなければならない。
何度も話して微調整する。これは案外しんどいものである。
理解度テスト的なもの
オンライン教材の出来を評価する上でも、理解度テスト的なものは用意したい。
受講者のためと言うこともあるけれど、本当は講師である自分へのフィードバックの側面が強い。
これは設問を用意するのが案外難しいのである。
アンケートでも良いが、それだと任意回答的な側面が強くなって、作る方も回答する方も主観が入りすぎるのである。
受講者の満足感も違ってくるだろう。
考えることは思ったよりたくさんあるものである。
できれば修了証のようなものも作りたい。
他の講座の受講のモチベーションになるかもしれないからだ。
というわけで
考え込みながらじわじわ進んでいる。
大変ではあるけれども面白い。
だから飽きずにやっていけそうである。