子供が本好きになるには

読書と編集 千葉直樹です

僕が本好きになったのは

僕の本好きの原点がなんだったのか、ちょっと考えてみます。

最初の記憶は、母に絵本を読んでもらったことですね。

ほとんど毎日のように寝る前に絵本を読んでもらっていました。

そのうち、自分が好きな絵本を、自分で読むようになりました。

時期は曖昧ですが、わりと早くから字が読めるようになっていた気がします。たぶんそれは保育園に通う前からではないかと思います。

子供は大人が思うより早く、文字は認識できるようになるのではないかと思います。話ができるようになったら、もう文字も読めるようになっているのではないでしょうか?

もちろん、環境は大事です。

僕が育ったのは一戸が二階建ての狭い公営住宅でした。

居間から二階に上がる階段は上り口の数段のところで直角に曲がっていて、その角のあたりで妹と良く遊んでいました。そして、そのあたりには「あいうえお表」とカレンダーが貼ってありました。

遊びながら、いつもあいうえお表が目に入っていて、五十音だけでなくローマ字もそれでなんとなく覚えました。ローマ字はパターンがあることに気づくとすぐに覚えられるのですね。

カレンダーを見て、「さんりんぼう」とか、「大安」とか意味はわからないけどよく見ていました。

そして、その階段の角のあたりに絵本がいつも数冊積んでありました。たぶん気に入った本をおいて良く見ていたのではないかと思います。

階段を二階に上がりきったところに二段の本棚があって、そこに絵本とか漫画とかがあり、なかには運転免許の更新のときにもらう冊子なんかも入っていました。交通ルールとか標識はそれを眺めて覚えました。小学校の一年生の頃です。

黄色いセンターラインは「追越のための右側部分はみだし通行禁止」という表示であることを覚えたりしていました。

二階の部屋には少し大きい本棚があって、小説などが入っていました。「開拓者 依田勉三」なんてのがあって、よくわからないけど読んだりしました。四年生の時に引っ越しをしましたから、この本を眺めていたのは低学年の頃だったのではないかと思います。

図書館との出会い

小学校に入学して、程なく行ったのが市立図書館でした。小学校からすぐ近くだったのです。

友達と行って、すぐに貸出カードを作ってもらい、毎日のように通って本を借りて読みました。

なぜか学校の図書室の記憶がないので、あまり行っていなかったのではないかと思います。

書架のならんだ閲覧室に入って、いつも最初に目に入ったのは「車輪の下」でした。ヘッセという人が居るんだなと思っただけでしたが。

その頃は小説よりも論説系の本を読むのが好きだったような気がします。

図書館のあの独特の匂い。それからずっと好きなのですね。

本好きになるには

もちろん、子供によって違うでしょうけど、

本好きになるには、やっぱり身の回りに本が多いということが重要な気がします。

貧乏で、大した量ではありませんでしたが、家の中に本があって、いつでも自分で取り出して見ることができる環境でした。

両親とも、特に本を読めということは言いませんでした。母が絵本を読んでくれたのは、どちらかというと寝付かせるためだったのではないかと思います。

興味を持った時に、そばに本があった。

それが一番大事なことだったような気がします。

僕は本好きになったので、今の家には本があふれるほどあります。

僕の子供達は、そういうところで育ったのでやっぱり本好きです。

たぶん本との出会いは、ハイハイができるようになった時だと思います。本棚からコミックを引っ張り出して全部カバーを外すという遊びをよくやっていました。

そうやって触れるところから始まっているのだと思います。

家族揃って本好きなので、旅行で出かけても、結局行くところは本屋だったりするくらいです。

これからちょっと心配なのは、電子書籍です。

スマホやタブレットを普通に使う時に、電子書籍が目に入るか、それを見るようになるか。

そういうことです。

たぶん、両親がそれらで本を読んでいるところを見せないといけないかもしれませんね。

どんなカタチにせよ、いつもそばに本があったなあと感じられる環境があったら良いな。

本のおかげで豊かに暮らすことができる。子供達にはそんなふうに思ってもらいたいなと思います。

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