便利な入力方法を知りました

読書と編集 千葉直樹です

日本語入力のときに

僕はパソコンでの日本語入力はローマ字入力です。

日本語の入力は辞書を使いますね。普通の文章を打っていくときにはほとんど不便を感じることはありません。日本語変換辞書は日々進化していて、ずいぶん誤変換も減ってきたような気がします。まあ、過学習っぽい事象もなくはないですが。

でも、ちょっと面倒なことがひとつあります。

記号の入力です。

これも、辞書使って出せなくはないんですけどね。候補が後ろの方でちょっと面倒なことがある。それと、そもそも呼び出すときのキーワードが長いこともある。一文字出すのに数文字打たなければならないと、ちょっと面倒な感じ。

僕がざざっとメモをする時によく使うものに矢印(→)があります。これ、いちいち「みぎや」とか「やじるし」とか打って変換して選択していたのですが、もっと簡単に入力する方法がありました。

  • zh:←
  • zj:↓
  • zk:↑
  • zl:→

ってやつです。

これ、なんで便利なのかよくわからないかもしれませんね。

ホームポジションに手を置く

とりあえずこの場合の「z」は合図みたいなものでしょう。「ぅ」とか「xu」って打つのと同じような合図。

その後ろの「hjkl」はピンとくる人にはピンとくるんですけど、ある程度きちんとタッチタイピングができていない人にはよくわからないのです。

キーボードをよく見てみましょう。

大抵のキーボードは「f」と「j」キーに触ったらわかるようなマークが付いています。ポツッと真ん中に出っ張りがあったり、キーの手前側に平らな出っ張りがあったり、キーボードによってはキーキャップがちょっと深めに凹んでいるものもあります。

これ、ここに人差し指を置きなさいって言う意味です。キーを触っただけで決まった位置に手を置けるようにマークしてあるわけです。

きちんとタッチタイピングができる人は無意識にこれを探して手を置いて打ち始めます。

これをホームポジションといいます。

で、矢印を入力する「hjkl」の意味はこれと繋がりがあります。

「j」を基準にして左側の「h」は左矢印←、「j」は下矢印↓、「k」は上矢印↑、「l」は右矢印→となっています。

打ってみるとわかりますけど、ホームポジションから手を動かさずに入力できるのですね。

では、なぜ「j」を基準にしているのでしょう。

ヴィジュアルエディタvi

たぶん最初にははーんと思った人は、Linuxでvimというエディタを使ったことがある人ではないかと思います。

今はvimが普通ですが、古のUNIX時代はviというエディタがありました。

これはビジュアルエディタと言われていました。

これにはさらに原型となるエディタがあります。edと言います。

これ、ラインエディタと呼ばれていました。

Linuxはコマンドラインで操作することがわりと多いのです。というか、UNIXの系譜で仕事をしている人はあまりGUI環境を使いません。それにはいろいろな理由があるのですが、簡単に言うと最低限のユーザインタフェースなのでどんな環境でも動くからということになります。

で、edは、コマンドラインの一行だけでテキストファイルの編集を行います。

ばーっとテキストファイルを表示して、編集したい行を見つけて、その行番号を指定して、その行のテキストをコマンドを使って書き換えて行く感じですね。

今の便利なテキストエディタと比べたら不便この上ないですが、UNIXの当初は今のようにディスプレイとキーボードを使っていたわけではなく、テレタイプライターを使っていましたから、これはこれで合理的と言うかこの方法しか無かったわけです。

そのうちディスプレイとキーボードを使った端末が主流になって、ラインじゃなくて二次元の画面を使えるようになりました。

それで、edを改良して、画面上にテキストを表示して横だけでなく上下にもカーソルを動かしてテキスト編集可能なviというエディタが作られたのです。

たぶん、今のLinuxでも本当に最低限の環境にすると使えるエディタはviということがあります。

ちょっと長くなりましたけど、このviでカーソルを動かす時、まさに「hjkl」を使います。

viを使ってみるとわかりますが、テキストの編集をするためにvi file-nameとやって起動したあとに最初に押すのが「j」です。一行目を書き換えるというケースは新規にテキストファイルを作るときくらいで、ほかはたいてい編集する行までカーソルを動かす→下にカーソルを動かすということなのです。

だから、一番最初に使う下にカーソルを動かすキーを「j」にしたのだと考えられます。

昔はこれを使い慣れると妙なことが結構起きました。

MS-DOSがパソコンOSの主流だった頃は、普通にコマンドを打ってワープロなどを起動していました。

当時の日本語ワープロの雄は「一太郎」でした。とにかく文書作るのは「一太郎」。

viでプログラムを書いたりしながら一太郎を起動してなにかしようとすると、画面に、

「jjjjjjjjjjjjjjjjjjjjj」と出る。でるというかそういうふうに操作してしまうのです。

無意識にカーソルを下に動かすのがくせになっているわけですね。

まあ、これは昔話ですけどね。

一番最初にviを触った時、僕はキーボードのホームポジションなど知りませんでした。だから「なんでこんなわけのわからない文字を使うんだろう?覚えにくいじゃないか」と思いました。

でも、きちんとタッチタイピングを練習するとすごく操作が楽だということがわかりました。

カーソルキーを操作するためにいちいちホームポジションから手を離すと、たいていは画面から目を離さなければなりませんから、これはこれで合理的なのですね。

同じ理由でマウスを使うのも嫌だなあという感じになってきます。

黒いコマンドラインの画面で仕事をするのは慣れるとかなり楽なのです。

まあ、今となってはなかなか理解してもらえないものではありますが……

矢印の出し方のキーセットの意味、少し理解していただけたでしょうか。

ちなみこの入力方法、MS-IMEではできません。Windowsの場合はGoogle日本語入力を使うとできますよ。Macはそのままできるのかな?

僕はメモを作るのがいくらか楽になりました。お試しください。

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