自動化しても使う人のスキルがないとダメ~Excelシートをぶっ壊す人にならないこと~
読書と編集 千葉直樹です

Excelを使えなくてもいいと思っている人
たぶんあなたの隣にもいるでしょう。
Excelの使い方がわからない人。
え?僕もだけど、何が問題だかわからない。
という人はちょっとまずいです。
なにがまずいのかと言うと、「自動化」なんてどうでもいいと思っているからです。
そして、自動化のために頑張っている人の努力を無にするどころか邪魔をしているからです。
はっきり言って、お荷物。
きつい言い方かもしれませんが、これが実態です。
Excelの使い方を知らない人は、シートをぶっ壊します。そして、壊すのが怖いから触らないと言います。
触らない=職務放棄ですよ。それで給料もらうんですか?
ぶっ壊す人は、Excelだと自動的に計算されるものを電卓を叩いて計算して入力します。
それで仕事をした気になっている。
Excelがちゃんと使える人はあなたの10倍のスピードで仕事をしています。
その仕組をぶっ壊すことで、10倍のスピードで仕事をしている人の足を引っ張っている。
あなたが給料を払うべきじゃないですか?
なぜそうなってしまうのか。それは勉強しないからです。
読み書きの基本の試金石がExcel
字が読めない。書けないという人を見たら、どう思いますか?
とりあえず気の毒だなあと思うでしょうけど、一緒に仕事をするのは大変そうだなあとも思うでしょう。
今やITを使えない人は読み書きができないのと同じです。
それを見極めるリトマス紙がExcelです。もちろん、その他のスプレッドシートアプリケーションも同じです。
もちろんExcelシートの出来栄えの問題はありますが、最低限の仕組みをわかっている人は計算式の存在を知っています。シートにデータを入力するときに、そこのセルに計算式があることに気づくのです。計算式があったらそのセルを書き潰すとまずいことを知っています。間違って書き潰してしまったら、作業を前に戻して確認し直すとか、最悪でも作った人に「ごめんなさい。壊しちゃったのでどうしたらいいか教えていただけますか?」と言えます。
これが今必要な最低限のリテラシーです。
このハードルを超えられると、事務処理を自動化することがどれだけ大事なのかわかります。ちゃんと使っている人が10倍早く仕事をしているということもわかるのです。
なにを言っているかわからない方はかなりまずい立場にいると思ってください。
Excelの計算式の存在を知っているということは、自分の目には見えないものが裏側に存在することを意識するということです。
仕事はそういう目に見えないもので出来上がっているということを意識できるということです。
同じことを繰り返さずに済むように工夫する。これを他の人もできるようにする。それが全社に広がる。社会に広がる。
このようにして生産性が上がります。
その基本がExcelを使えるということ。鉛筆で紙に字を書けるのと同じくらい大事です。
使い方がわからないなどと言っている場合ではありません。勉強しましょう。
勉強して使えるようになったら、もっと難しいものにもチャレンジできる基礎ができます。
読み書きそろばんから読み書きExcel。今はそういう時代になっているのです。