電波で受信するテレビはもうすぐ無くなる

読書と編集 千葉直樹です

ラジオがタダで聴けることを知らない若者が増えている

僕が最初に自分のものとして手にしたガジェットは2トランジスタの携帯型AMラジオだった。

街の電気屋さんで組み立てキットとして売られていた。1500円だった。当時は消費税などなかったから1500円ポッキリである。

はじめてハンダゴテを使って基盤に部品を取り付けて、組み上がったところで電池をつないだらいきなり音が出て感激した。たまたまチューニングがあっていたのだ。

まあ、そんな感じで、受信機さえあれば聴ける。それがラジオだった。

だったというのは言い過ぎで、今でも聴けるわけだけれど、今では災害用以外でラジオを用意している人はあまりいない。

僕も随分ラジオから遠ざかっていたけれど、最近ちょっとしたきっかけでちょこちょこ聴くようになった。しかし、使っているのはアプリ。そう。インターネット経由で聴いている。そのほうが簡単だし、もちろん音質も良い。

最近の若い人はラジオはスマホがないと聴けないと思っているらしい。無理もない。単体のラジオなどほとんど見かけなくなったのだから。

そんなわけで、アプリ経由で聴くラジオというのは案外復活してきている。コンテンツとしてのラジオは生きているのだ。配信方法が近代化しただけだ。

だいたい電波を音声配信専用に使うというのは贅沢な話だ。同じ帯域でずっと大量のデータを流すことができるからである。

その証拠はテレビである。

厳密に同じ周波数帯を使っているとは言えないけれど、デジタル化の結果ほぼ同じ周波数帯で画像品質は格段によくなった。あまりやっていないけれど、チャンネルを複数に分割してサブチャンネルとして別の番組を放送することもできるほどである。さらには文字放送も同時に流している。あまり使われていないようだが。

テレビ局が電波を専有していて、テレビ放送だけを行っているというのがどれだけ贅沢なことかわかるだろう。

テレビもネットでのサイマル放送が始まる

TVerというサービスがある。

今は見逃し番組をアプリを通じて一週間ほど見ることができるというサービスである。

それが10月からリアルタイムの同時放送を始めることになった。

スマホがあればテレビが見られるのである。

同じような人は結構多いのではないかと思うけれど、僕はテレビよりもパソコンとかスマホの画面を見ている事が多い。動画で見るのはYoutubeとかNetflixとかである。

家の居間にテレビはあるが、最近はYoutubeかNetflixを見ていることが多い。スマホやスマートスピーカーからテレビに送りつけることができるからである。

肝心のテレビ放送はというと、リアルタイムに観ることはほとんどなくて、見たいものを録画しておいてあとでまとめて観る事が多い。

そういう人がずいぶん増えたということなのだろう。テレビ局が危機感を抱いてTVerをはじめたものの、腰が引けていてとりあえず見逃し配信からということになったようだ。

たぶんTVerの視聴数がまずまずなのだろう。他のサービスに視聴者を取られるくらいならインターネットで放送してしまおうというところまでとうとうきたというわけだ。

ラジオがそうだったように、テレビ放送もネットに吸収されていき、最終的にはテレビ専用受像機は駆逐されてしまうだろう。

できればテレビ局から電波も回収して通信用途に転用してしまったほうがいい。

独占じゃなくなるので放送局は営業モデルを変えなければならなくなるだろうが、放送コンテンツそのものが無くなるわけではないから、コンテンツで勝負できれば生き残れる可能性は高い。設備コストは比べ物にならないほど安いのである。

セミプロみたいな素人の配信と競争するのはプライドが許さないところがあるかもしれないが、そんなことを言っている場合ではない。圧倒的なコンテンツ制作力を使えばよいのである。

というわけで、テレビもネットのコンテンツのひとつになる。ユーザである僕たちにとっては結構良いことだと思うのである。

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