ビデオ会議でいちばん大事なのは使う回線の速度だと思う
読書と編集 千葉直樹です

Zoomなどでテレビ電話的ビデオ会議をやることが増えました。
そこでさまざまなちょっと不思議と思うようなマナーみたいなことを言う人がいます。
基本は人間関係ですから、通常の人間関係で必要なレベルのマナーは守りたいなあと思う一方で、オンラインならではの新しいマナーに無頓着な人も結構いるなと思ったりします。
その輝かしき第一位は、回線の速度(正確には帯域の広さ)だなと僕は思います。
もちろん、これは物理的にどうしようもない問題も含まれていますし、ネットワーク自体が発展途上ということもあるので無理を言っても仕方がありませんが、実際に遅い回線を使ってテレビ会議に参加すると他の人に結構な負担をかけることになってしまいます。
画像や音声が途中で止まるというのはよくありますね。こうなっちゃうと話を聴いている側はかなり集中して聴きとることが必要になってしまいます。現状のインフラだと仕方がないこともあって、みんなある程度許容していますが、まあイラッとすることもなくはない。
それから、マイクが入ったままで机の上をガサガサやったりして、誰かが話しているのを無意識に妨害してしまう人もよくいますね。今のインフラだとクリアな音声を適切な音量で送るのは難しいので、やっぱり自分が話さないときはマイクオフにしたいものです。
実際に集まって会議をするときよりも、オンラインの会議は全体の中で自分がどう見えているかを知るのが難しいので、意識しなければならないところがちょっと違うということを知っておいて損はないかなあと思います。
席順とか前後に頭を下げるとはそんなことよりも、今はベーシックなレベルの環境整備がマナーとして大事な時期なのです。残念ながら。
物理的・経済的な問題もあると思いますが、テレビ会議に参加することが多くなったら、回線は見直しましょう。
はやくそんなことを気にしなくて済むネットワークインフラが普及すると良いですね。